ごあいさつ
生活に寄り添う場所を目指して
住職 渡辺 光順 [わたなべ こうじゅん]
お寺とはどのような場所なのだろう。
時代をさかのぼって考えてみると、子どもたちの遊び場であり、人生の節目には仏さまやご先祖さまに手を合わせる、決して特別ではない、生活とともにある地域の集いの場であったように思います。
時代は大きく変わりましたが、功徳院では、お寺を誰もが気軽に訪れることができ、時には何気ないおしゃべりができるような身近な場所として活用していただきたいと思っています。
お寺には広いお堂と庭があります。現在、法事や葬儀などの仏事だけでなく、子ども食堂やヨガ、ダンス教室などの活動の場としてご利用いただいています。仏事にとらわれず、地域の人々の楽しみの場、息抜きの場となれば幸いです。
そして、周りの人々が安心して毎日を過ごせるようなお手伝いに仏教的な発想が役立つのであれば、とても嬉しく思います。私たちの人生は、思い通りにならないことの連続です。お寺で全てを解決することはできませんが、解決の糸口を一緒に探せる場所でありたいです。
功徳院のご本尊である阿弥陀さまは、不完全な私たちに寄り添ってくださる仏さまです。阿弥陀さまの見守るなか、皆さんとともに悩みや不安と向き合いながら、丁寧に言葉を交わして過ごしていきたいと思っております。